寿命迎えた古木、牡丹焚火で供養 須賀川、初冬の風物詩

 
赤々と燃え上がる牡丹焚火の炎=須賀川牡丹園

 須賀川市の初冬の風物詩「牡丹焚火(ぼたんたきび)」は19日、同市の須賀川牡丹園で行われ、関係者が寿命を迎えたボタンの古木を火にくべて供養した。

 市、同市の俳句団体桔槹吟社(きっこうぎんしゃ)、須賀川牡丹園保勝会の主催。樹齢を重ねて枯れた古木や折れた枝をたいて弔う、大正時代に始まった伝統行事で、環境省の「かおり風景百選」に選ばれている。

 赤々と燃えていた炎は徐々に青紫色へと変わり、園内にほのかな香りが漂った。「牡丹焚火」は俳句の冬の季語にもなっており、俳句愛好者が炎を眺めながら幻想的な情景を句に詠んだ。

 牡丹焚火に先立ち、同牡丹園では桔槹吟社の俳誌「桔槹」創刊100周年の記念碑も披露され、関係者が節目を祝った。