97歳男、2年前免許更新 福島暴走事故、認知機能に問題なし

 

 福島市南矢野目字西荒田の市道で19日に起きた交通死亡事故で、福島北署に自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで逮捕された同市北沢又字樋越北、男(97)が直近で運転免許を更新したのは2年前だったことが22日、捜査関係者への取材で分かった。免許更新に伴い、男が当時受けた認知機能検査では結果に問題はなかったという。

 捜査関係者などによると、男は2020年夏ごろに免許を更新。その前後に、75歳以上が免許を更新する場合に義務付けられている認知機能検査を受けた。同署などは男の日頃の運転状況などを調べている。

 捜査関係者によると、現場にブレーキ痕はなかったという。同署などは、男が運転中にアクセルとブレーキを踏み間違えたとみており、事故当時、付近を走行していた車のドライブレコーダーの記録などを集めて分析を進めている。

 「生き返ってほしい」 被害者の夫コメント

 今回の事故で亡くなった福島市の調理員の女性(42)の夫は22日、代理人弁護士を通じ「突然の出来事で家族全員がショックを受け、悲しい気持ちでおります。かなわぬ願いですが、できれば時間が戻ってほしい、妻に生き返ってほしいと思っています。母を失った子どもたちの心情も非常に心配です。今は、家族で静かに妻を送らせてもらいたいと考えております」などのコメントを出した。