酒気帯び逮捕一日で4人も...飲酒運転摘発増加 いわき中央署管内

 

 いわき中央署管内で飲酒運転の摘発が増加している。今月4日には、酒気帯び運転の疑いで1日で4人を逮捕。同署の石井隆浩交通1課長は「(1日4件は)普通はあり得ない」と危機感を募らせる。12月の忘年会シーズンを前に、同署は取り締まりを強化する方針だ。

 同署管内における飲酒が関係した事故件数と摘発件数の推移は【グラフ】の通り。今年は10月末時点で既に昨年1年間の事故件数(37件)を3件上回り、摘発件数(35件)も同数となった。石井課長は新型コロナウイルスの感染拡大による行動制限緩和を踏まえ、「これまで酒席を控えていた反動ではないか」とし、「年末にかけて酒席が増えれば、飲酒運転が増加する恐れがある」と懸念する。

 同署管内の昨年のまとめによると、飲酒が関係する交通事故は金、土、日曜日に多く発生。時間帯は日付が変わる前後や早朝に多かった。道路別では、国道6号や国道399号、県道いわき上三坂小野線など主要な幹線道路や飲食店が多く立ち並ぶ、JRいわき駅周辺で事故が多く発生しているという。

 石井課長は「(飲酒した場所から)1キロ未満の短距離で事故を起こすケースが多い。少しの量でも飲酒は運転に悪影響を及ぼす」と指摘する。飲酒運転は重大な事故につながる犯罪で、石井課長は「(飲酒すると)自分が思うより判断力や反応速度が低下する。アルコールの影響を軽く考えないでほしい」と訴える。

 同署は年末にかけ、飲酒運転防止などに向けた各種取り締まりを展開していく方針だ。