福島県、園芸資材補助で農家支援へ 穀類乾燥調製施設助成ほか

 

 県は原油価格・物価高騰対策として、花卉(かき)やコメ、麦、大豆、ソバの生産者に対する支援制度を新設する方針を固めた。鉢花に使う培養土などの購入費の一部を補助するほか、カントリーエレベーターなど地域農業の拠点となる穀類乾燥調製施設に対し、作業にかかる電力や燃油費の増加分の一部を助成する。

 12月6日開会予定の12月定例県議会に提出する本年度一般会計補正予算案に関連経費を盛り込む。輸入依存度が高い培養土などの生産資材について、鉢花の場合は1アール当たり6000円、花壇に植える苗については1アール3000円を補助する。農業者団体やJAを通じて農家を支援する。

 穀類乾燥調製施設はカントリーエレベーターやライスセンター、大規模な乾燥調製を行っている組織・経営体が対象で、水稲や畑作物(小麦、大麦、大豆、ソバ)の乾燥調製を行う際の電力や燃油費を支援する。カントリーエレベーターに対しては玄米1俵当たり48円以内、畑作物は1俵76円以内、ライスセンターと大規模経営体は玄米1俵当たり16円以内、畑作物は1俵47円以内を助成する。対象作物の処理面積が計20ヘクタール(中山間地域は16ヘクタール)以上で、電力・燃油価格の高騰を加味した作業料金の値上げをしていないことが要件となる。

 いずれも県議会の議決後に募集を始め、年明けに速やかな交付を目指す方針。

 子ども食堂に新たに支援金

 原油価格・物価高騰対策を巡っては、県は子ども食堂の電気代や食材費などのかかり増し経費についても新たに支援金を設ける方針。県によると、子ども食堂は青少年の健全育成に欠かせない施設とされており、物価高騰の影響で休止などに追い込まれないよう手当てする。国の地方創生臨時交付金を活用する見通しで、12月補正予算案に事業費を計上した。