逆転劇に歓喜!福島県内サポーター サッカーW杯、ドイツ破る

 
日本がドイツに勝利し喜び合うサポーター=24日午前0時ごろ、Jヴィレッジ

 サッカーワールドカップ初戦で強豪ドイツを破った日本代表の逆転劇に県内のサポーターも沸いた。

 「よっしゃー!」。試合終了のホイッスルが鳴ると、福島市のスポーツバー「ファントム」では、サッカーファンが歓喜の声を上げた。同市の福島医大3年上村太駿さん(23)は「まさか勝つとは思わなかった。大学合格と同じくらいうれしい」と喜びを爆発させ、「みんなと勝利を分かち合えて楽しかった」と満足げだった。同市の会社員吉村藍さん(30)も「うれしい。きょうは眠れない」と興奮冷めやらぬ様子で「このまま決勝トーナメントに進んでほしい」と快進撃を期待した。

 サッカーの聖地Jヴィレッジでは約100人が歴史的勝利を見届けた。南相馬市の会社員横山恵一さん(38)は、格上ドイツとの初戦だったが「負けると思っていたらここに来ていない」と奮闘する日本代表に全力で声援を送った。「やってくれると信じていた」と声を震わせた。

 サッカーに打ち込む若い世代も喜びに沸いた。白河市内のサッカーチームに所属する同市の相良慶吾さん(13)は「前半はハラハラしたが、後半逆転して勝てて良かった」と喜ぶ。最後まで諦めず逆転を果たした代表のプレーから「諦めない大切さが伝わってきた。自分も頑張ろうという刺激になった」という。フットサルクラブに所属する福島工高3年の黒沢純士(じゅんと)さん(17)は福島市内の自宅で観戦。「強いプレスをかけてから自分たちの攻撃の流れにつなげるところが勉強になった」と振り返り、「1次ラウンドを突破し、世界の強豪チームと面白い試合を繰り広げてほしい」と期待した。

 安積高監督、ドーハで見届け「幸せ」

 安積高サッカー部の小林幸大監督(45)は休日を利用して0泊3日の弾丸ツアーで現地に足を運び、ドイツ戦を観戦した。「高校1年の時に見た『ドーハの悲劇』の衝撃が忘れられなかったので、ドーハで日本の勝利を見届けられて幸せだった」と興奮気味に振り返った。

 現地でW杯を観戦するのは、1998年のフランス大会以来24年ぶりで、スタジアムに響く「ニッポン」の掛け声に感動を覚えたという。「サッカーは世界のスポーツだと改めて感じた。教え子たちには自分が感じたサッカーの持つ力を伝えたい」と話した。

 代表グッズ高まる人気

 県内外の店舗にワールドカップ関連の特設コーナーを設けている「ゼビオ」によると、ドイツ戦勝利を受けて日本代表グッズの人気が高まっているという。

 担当者によると、レプリカユニホームなどについての問い合わせなどが増えているほか、オンラインストアでの売り上げも伸びてきているという。「日本が決勝トーナメントに進出するなどして、さらに盛り上がってくれば品薄になる商品も出てくるかもしれない」としている。