あんぽ柿、台湾に初輸出へ JAふくしま未来、5カ国・地域目

 
先端技術を取り入れた加工施設で柿を干す生産者=伊達市梁川町

 県北地方の特産品「あんぽ柿」について、JAふくしま未来(福島市)が年明けにも、台湾に初めて輸出する方向で調整していることが24日、分かった。東京電力福島第1原発事故後に台湾が日本産食品に課してきた輸入制限が2月に解除されたことを踏まえた。

 県によると、事故後のあんぽ柿の輸出先はアラブ首長国連邦やタイ、マレーシア、シンガポールに続く5カ国・地域目。台湾は事故前、香港に次ぐ県産農産物の主要輸出先だった。県産農産物輸出量は2021年度に過去最高の432トンを記録しており、台湾の輸出開始は一層の追い風になる。

 初年度は富裕層など向けの少量となる見通し。赤い果物は台湾で縁起物とされ、旧正月前の1月中旬の輸出開始を目指す。

 県農林企画課によると、輸出に関しては放射性物質検査の結果に問題がなければ実現する見通しで、支援する意向を明らかにした。