AI解析で労働者体調不良警報 楢葉・ウツエバルブサービス開発

 
各社がそれぞれの取り組みに関する成果を報告した発表会

 バルブのメンテナンスなどを手がけるウツエバルブサービス(楢葉町)は来年度にも、心拍数や深部体温などを測定する生体センサーから取得したデータを人工知能(AI)で解析、熱中症などの体調不良時には警報を知らせるサービスを本格販売する。同社は屋外作業者を中心に労働者の健康管理への貢献に期待している。

 福島イノベーション・コースト構想推進機構が22日、報道機関などを対象に福島市で開いた発表会で説明した。同社は労働者の安全と健康につながる「健康モニタリングサービス コアット」を開発し、本年度からテスト運用している。

 東京電力福島第1原発事故以降、被災地では特に高齢化が深刻な課題で、シニア世代の労働環境の改善につなげようと開発に着手した。生体センサーを胸の近くに装着するとスマートフォンなどに心拍数や深部体温がリアルタイムに表示される仕組みという。

 AIが体調悪化など異常を検知した際には、利用者と管理者に通知が届く。同社は、建設・運輸業や介護関係、スポーツ・レジャーへの展開を見込んでいる。

 説明会では同社のほか、アグリ・コア(相馬市)、新生福島先端技術振興機構(大玉村)、アシストモーション(長野県上田市)が取り組みを発表した。