両親感無量「こんなに早く」 若元春小結昇進、福島市役所に横断幕

 
福島市役所に掲示された若元春の小結昇進を祝う横断幕を背に、昇進を喜ぶ大波政志さん(右)と妻文子さん

 若元春が小結に初昇進し、弟の関脇若隆景と共に兄弟同時三役が誕生したことを受け、地元の福島市は26日、市役所1階に大型の横断幕を掲げて祝った。両親や市民らが立ち会う中でお披露目され、喜びの声とともに、長兄の若隆元を含めた「大波3兄弟」のさらなる躍進へ期待が高まった。

 「兄弟三役を達成する日がいつか来てほしいと思っていたが、こんなに早く達成するとは思っていなかったのでうれしい」。3兄弟の父で元力士の大波政志さん(55)と妻文子さん(56)は笑みを浮かべつつ「2人には自分の相撲をしっかり取ってほしい。来年は大事な年になる。兄弟で切磋琢磨(せっさたくま)して頑張って」とエールを送った。

 立ち会った木幡浩市長は「ブラボー若元春関。互いに切磋琢磨し、次は同時大関を」とコメントした。

 恩師「兄弟で横綱に」

 若元春の三役昇進に、関係者からも喜びの声が上がった。高校時代に若元春を指導した学法福島高相撲部の二瓶顕人顧問(37)は「(若元春の)三役昇進はうれしい。自分に合った相撲の形を見つけ、今年1年安定した成績を収めた」とたたえた。兄弟同時三役となったことには「高校時代は互いにライバルとして切磋琢磨しながら、力をつけ合っていた。今後も良い意味で刺激し合い、兄弟で横綱になってほしい」と激励した。

 同校相撲部員も憧れの先輩の活躍に目を輝かせる。幼少期に高校時代の若元春の取組を見たことがきっかけで相撲を始めた阿部佑磨主将(2年)は「先輩の毎場所の取組を確認して勉強している。先輩たちの活躍に刺激を受けている」と力強く語った。