内堀知事、今年の漢字は「開」 「新たな扉が開かれた一年」

 
今年の漢字に「開」を選んだ内堀知事

 内堀雅雄知事は26日、今年最後の定例記者会見で、2022年の本県を象徴する「今年の漢字」に「開」を挙げた。帰還困難区域の特定復興再生拠点区域(復興拠点)の避難指示解除やJR只見線の全線運行再開など新たな扉が「開かれた」とする一方、いまだ山積する困難な課題を「打開」し、福島の未来を「切り開く」と決意を語った。

 内堀知事は「今年の福島は、これまでの挑戦の成果が形となって表れた1年だった」と述べ、唯一全町避難が続いていた双葉町の一部で避難指示が解除された瞬間、双葉駅前に設置された希望の扉が「開かれた」ことや、英国などが県産食品の輸入規制を解除し、輸出の道が「開かれた」こと、11年ぶりに只見線の全線で運行が「再開」したことなどを挙げた。

 さらに若隆景の大相撲春場所優勝、只見高の甲子園初出場、聖光学院の甲子園ベスト4、いわきFCのJ3優勝とJ2昇格など「積み上げた努力によって壁を乗り越え、新たな扉が開かれた」とした。

 一方、震災と原発事故からの復興をはじめ3月の本県沖地震や8月の大雨被害、新型コロナウイルス感染症、原油価格・物価高騰など困難な課題が山積する状況を「打開」し、「来年も4月から『開始』した県の新しい総合計画の下、福島の未来を『切り開く』挑戦を続けていく」と述べた。

 内堀知事は1年間を象徴する漢字として、就任時の14年に「挑」、15年に「誇」、16年に「創」、17年に「共」、18年に「進」、19年に「再」、21年に「機」を選んでいる。20年は発表がなかった。