希望と感動...走り抜けた2022年

2022年もあと1日。全線で運転を再開したJR只見線の会津川口駅周辺では、雪に覆われた山並みとゆったり流れる只見川を外灯などの明かりが照らしている=金山町
2022年も残り1日となった。ことしも新型コロナウイルスとの闘いが続いたが、スポーツ界では多くの県勢が活躍するなど、県民に希望と感動を与えた。
大相撲春場所で若隆景が初優勝した。春の選抜高校野球では只見が躍動し、聖光学院は夏の甲子園で初の4強に進出した。サッカーJ3で初優勝し、J2昇格を決めたいわきFCの姿は多くの県民を魅了した。
希望の象徴はスポーツ以外にもあった。県内で唯一、全町避難が続いていた双葉町で特定復興再生拠点区域(復興拠点)の避難指示が解除され、住民が居住できるようになった。会津では豪雨で被災したJR只見線が11年ぶりに全線での運転を再開。多くの鉄道ファンや住民を乗せ、銀世界をまばゆい光で照らした。
23年は浪江町に福島国際研究教育機構が設立されるなど復興の新たなステージに入る。コロナ禍に負けず、復興へと歩み続ける県民が希望にあふれた1年となることを願っている。
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