昨年3月の地震で倒壊...川口稲荷神社の鳥居再建 相馬

 
鳥居の再建を祝う漁師ら

 海の守り神として漁師の信仰を集める相馬市尾浜の川口稲荷神社で、本県沖を震源とする3月の地震で倒壊した鳥居が、新年を前に再建された。28日に現地で神事が行われ、参列者が完成を祝った。

 同神社は高台に立ち、沖に出る漁師が船上から手を合わせ、豊漁や海上安全を祈ってきた。

 入り口の鳥居は東日本大震災の津波で流された後に建て直されたものの、3月の地震で倒壊し、砕け散った。

 新たな鳥居は、ステンレス製で高さ約3.8メートル、幅約5メートル。地震で被害を受けた松川浦漁港の復旧工事などにも携わる地元の建設会社小野中村が寄進した。

 神事では相馬双葉漁協所属の漁師ら約40人が参列して、玉串をささげた。今野智光組合長(64)は「鳥居のことが気がかりだったので、再建でき本当に安心した」、小野中村の小野貞人社長(54)は「鳥居が震災からの復興に取り組む漁業者の心のよりどころになってほしい」と話した。