家族が犠牲か...死亡4人のうち2人は女性 郡山の衝突事故

 

 郡山市大平町の市道で2日夜に車同士が衝突し、軽乗用車に乗っていた4人が死亡した事故で、郡山署は4日、司法解剖の結果、死亡した4人のうち2人は女性で、死因は1人が一酸化炭素中毒、もう1人は焼死だったと発表した。

 同署によると、軽乗用車の所有者は同市の30代女性で、この女性と40代の夫、20代の息子、10代の娘の計4人と連絡が取れておらず、死亡した4人の可能性があるとみて身元の特定を急いでいる。残る2人の司法解剖は5日に行う。

 4人の親族は4日、事故現場を訪れ、花を供えた。40代夫の母親は「(事故があった)2日も家に来たばかりだった。4人に帰ってきてほしい」と声を震わせた。男性の妹は「仲の良い家族だった。気持ちの整理がついておらず、信じられない」と心境を明かした。

 同署は4日、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、乗用車を運転していた福島市泉字長滝前の会社員の男(25)を送検した。同署によると、男は「知人宅に向かっていた」と供述しているという。

 事故発生の危険性、地域住民から指摘

 現場となった市道は、地域住民から事故発生の危険性が指摘されている場所だった。

 現場がある町内会で会長を務める伊藤好弘さん(75)は「事故が起きた交差点は見通しが悪いが、交通量は少ないためスピードを出す車も多い」と話した。今回の事故を受け、伊藤さんは5日にも、市に対して事故現場の交差点にカーブミラーや一時停止の立て看板を設置するよう要望する考えだ。

 郡山市が類似の交差点総点検へ

 事故を受け、道路を管理する郡山市は今月、事故現場と類似した市道交差点などを中心に総点検を実施することを決めた。品川萬里市長は4日、担当部局の職員と現場を訪れ、道路の状況を確認した。

 郡山署も6日、現場の緊急点検を行う予定。