福島県の2022年交通死、最少47人 事故件数、負傷者も減少

 

 県警は4日、県内で昨年1年間に起きた交通事故による死者数が前年より2人少ない47人で、現行の統計になった1948(昭和23)年以降で最少だったと発表した。これまでで最少だったのは2021年の49人だった。

 県警は死者数が減少したことについて「車の安全性能が年々向上しており、ドライバーの意識も高まっていることが要因の一つと考えられる」と分析した。ただ、死者47人のうち65歳以上の高齢者が30人と6割を占めたことから、県警は高齢者の事故防止対策に重点的に取り組む考えだ。

 県警交通企画課によると、死亡した高齢者30人のうち歩行者が19人。このうち11人が日没後の事故で亡くなっており、11人全員が夜光反射材を着用していなかったという。

 同課の平子誠調査官・次席は「パトカーなどを『見せる』取り締まりや、交通関係団体などと連携した活動も死者数が減った要因の一つと考えられる。今後も夜光反射材の着用強化などに取り組み、一層の事故防止を図る」とした。

 昨年1年間の交通事故による死者47人の内訳は、歩行者が26人、四輪車の運転者と同乗者が計16人、自転車やバイク運転者が5人だった。

 事故件数は2702件(前年比295件減)、負傷者は3132人(同314人減)だった。

 県内の交通事故死者数が最も多かったのは1969年の398人。