福島空港3年ぶり国際線再開 1月27日からベトナムのチャーター便

 

 県は5日、福島空港国際チャーター便の運航が3年ぶりに再開すると発表した。ベトナムの格安航空会社(LCC)ベトジェットエアが、27日から4泊5日の日程でチャーター便を1往復運航する。県は、新型コロナウイルス感染症で停止していた国際線の再開がインバウンド(訪日外国人客)の受け入れ拡大や空港利活用の促進につながるとみて、継続的なチャーター便の運航に向けたセールスを展開する考えだ。

 県によると、新型コロナの水際対策緩和以降、東北の空港で国際線の受け入れが再開するのは仙台空港に次いで2例目となる。今回のチャーター便は、ベトナム・ホーチミンのタンソンニャット国際空港と福島空港を結ぶ。ベトナム側からのみの搭乗で、3日現在で183席に151人が搭乗を予約しているという。

 一行は、福島空港に到着後、日光(栃木県)や東京都内、富士山周辺などを巡る。県内は会津を中心に訪問し、大内宿(下郷町)や鶴ケ城(会津若松市)を訪れ、ホテルリステル猪苗代(猪苗代町)に宿泊する。

 国際チャーター便を巡っては2019年度、台湾やベトナムを中心に174便が運航し2万667人が利用したが、20年2月27日を最後に受け入れが停止していた。国際定期便は震災以降、運航していない。

 県は「復興を海外に発信する上でも国際線運航は意義深い。国際線を軸にした空港利活用に向け、継続的なセールスに取り組む」(空港交流課)とした。