富岡にワイン新会社設立 25年4月、醸造所開業予定

 
設立記念式典であいさつする遠藤氏

 一般社団法人とみおかワインドメーヌ(富岡町)は6日、町内に新会社「ふたばラレス」を設立した。同社はJR富岡駅北側にワイナリーを整備し、将来的に町内でのブドウの栽培からワインの醸造までを担う。社長には同法人の遠藤秀文代表理事が就任する。ワイナリーの完成は2024年夏ごろで、開業は25年4月の予定。

 同法人によると、ワイナリー周辺に食事スペースや多目的広場などを設ける計画で、ワインに合う料理の開発や多彩なイベントを繰り広げることで住民同士の交流や観光誘客につなげるという。同社が醸造などを手がけるのは24年度以降となり、5人ほどの新規採用を見込んでいる。

 同法人は古里の復興や再生を目指して16年春に町内でブドウの栽培を始めた。現在、約2ヘクタールのほ場で約5000本のブドウの木を育てており、5ヘクタールまで広げる予定。現在、醸造は川内村で行っている。

 6日、同町で行った設立記念式典で、遠藤氏は「ワインを通じて人口減少や地域特産品の不足など、富岡町の課題解決に貢献していきたい」とあいさつした。社名のラレスがローマ神話の守り神「ラール」を参考にしたことを明かし、ラールのように地域を守り、繁栄をもたらす存在になればと思いを語った。