無火災願い神楽を奉納 南相馬・貴船神社で「火伏せ祭り」

 
火よけなどを願い、奉納された神楽=南相馬市小高区

 福島県南相馬市小高区の貴船神社で8日、「火伏せ祭り」が行われた。地元の芸能保存会が境内で神楽を奉納し、今年1年の無火災を願った。

 貴船神社の火伏せ祭りは、明治時代に小高区を襲った大火の後に始まった。神楽により悪魔を払い、火よけを願う意味が込められている。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で一時途絶えたが、11年ぶりに昨年復活した。

 境内では、地域住民らが見守る中、南小高神楽保存会が笛や太鼓に合わせて神楽を披露した。氏子総代の佐藤禎晃(ただあき)さん(83)は「若い人が育ってほしい」と話し、伝統芸能の継承を願った。