福島県内で1072人感染、5人死亡 新型コロナ

 

 福島県は10日、県内で新たに1072人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの感染確認は前週の同じ曜日を6日ぶりに下回ったものの、年明け以降、県内では感染再拡大の傾向にある。県は15日までを期限に「県医療ひっ迫警報」を発出しているが、内堀雅雄知事は10日の定例記者会見で、学校や事業所が再開し、インフルエンザ患者も増加の兆しがあるとし、期限以降も何らかの対策の継続を検討する意向を示した。

 県内では4日以降、1日当たりの新規陽性者が前週の同じ曜日を上回る日が続き、確保病床使用率が上昇しているほか、重症者も増加。インフルエンザ患者の確認数が流行開始の目安を超え、新型コロナとの同時流行への懸念もある。

 新型コロナを巡っては、昨年も年明けに感染が拡大している。内堀知事は1、2月に寒さと空気の乾燥によりウイルスが活発化することも踏まえ「今週の県感染症本部員会議で今後の対応方針を示す」とした。

 県はまた、新型コロナウイルスに感染し、入院していた男女5人が亡くなったとも発表。内訳は年代非公表の女性1人、90歳以上の女性3人と男性1人。いずれも先月下旬から今月上旬までに亡くなった。死者は計507人となった。

 感染確認は延べ36万1930人。重症4人を含む353人が入院しており、確保病床使用率は46.1%。349人が宿泊療養している。1072人の医療機関の所在地別内訳は、いわき市143人、会津保健所管内78人、福島市と相双保健所管内が各64人、県南保健所管内56人、郡山市53人、県中保健所管内36人、県北保健所管内20人、南会津保健所管内7人。「県陽性者登録センター」は551人だった。

 48件オミクロン亜系

 県はまた、県内の新型コロナ患者のうち198検体を抽出し、ゲノム解析した結果、全てオミクロン株で、このうち48件がオミクロン亜系統だったと発表した。48件の内訳は、BA・2亜系統が18件、BA・4亜系統が2件、BA・5亜系統が26件。組み換え体「XBB」は2件だった。先月上旬~中旬に陽性となった検体を対象に、県衛生研究所などが先月26日~今月8日に解析した。