防災緑地のポール盗難 新地で計28本、80万円被害

 
ステンレス製のポールが抜き取られた釣師防災緑地公園の駐車場(新地町提供)

 東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた新地町釣師地区に復興のシンボルとして整備された釣師防災緑地公園で、駐車場入り口に車止めとして設置されていたステンレス製のポール22本(約70万円相当)がなくなっていたことが10日、町への取材で分かった。

 近くにある埒浜防災緑地の駐車場でもステンレス製のポール6本(9万9千円相当)がなくなっており、確認された被害は28本(約80万円相当)に上る。施設を管理する町と県は相馬署に被害届を提出し、同署が窃盗事件として調べている。

 町によると、釣師防災緑地公園でなくなったポールは高さ70センチ、直径約8センチの円筒形。昨年12月28日夕までは公園にあることが確認されていた。年末年始の休園期間を終えた今月4日午前9時ごろ、町から委託を受けた管理者が公園内を見回り、ポールが抜き取られていることに気付いた。

 近くを通る町道の田中橋では青銅製の「橋名板」4枚(約20万円相当)もなくなっていた。町の担当者は「復興のために整備された公園でこんなことが起こったことが悔しく、許すことができない」と話している。