110番正しく使って ダンス世界一の福島東稜高生が一日室長

 
通報の受理と指令を体験した一条さん

 「110番の日」に合わせ、福島県警は10日、県内各地で広報活動を展開した。県警本部では、米ロサンゼルスで昨年7月に開かれたダンスの世界大会で優勝した福島東稜高3年の一条未悠さん(18)が「一日通信指令室長」を務め、110番通報の正しい利用を呼びかけた。

 児嶋洋平本部長から委嘱状を受けた一条さんは、通信指令室で通報の受理と指令を体験。昨年10月に試行運用が始まった110番通報者からスマートフォンで現場の映像や画像を送ってもらうシステムの対応にも挑戦した。一条さんは「緊張したが、やってみると興味が湧いた。皆さんは正しい形で通報してほしい」と話した。

 22年、4年ぶり11万件台

 県警は10日、昨年の110番受理件数(速報値)を発表した。総受理件数は4年ぶりに11万件台となる11万314件(前年比1万6571件増)で、新型コロナウイルス禍前とほぼ同じ水準となった。総受理件数のうち、いたずらや間違い、緊急を要しない通報は約4万5千件で、全体の約4割を占めた。

 県警は、緊急を要しない要望などについて警察相談専用電話「#9110」や最寄りの警察署窓口、免許返納などの相談については安全運転相談ダイヤル「#8080」の利用を呼びかけている。