機材トラブルで堆積物採取中止 第1原発1号機調査、再開未定

 

 東京電力は12日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器内部調査のうち、同日に開始予定だった、容器底部にたまった堆積物を採取する調査を機材トラブルのため中止したと発表した。東電によると、調査に使用する水中ロボットを格納容器内に挿入する装置に不具合が生じており、再開時期は現時点で未定としている。

 東電によると今回の調査では、水中ロボットを原子炉格納容器内で泳がせ、底部にたまった4カ所の堆積物のごく少量を採取する予定だった。しかし、同日午前に水中ロボットの電源を入れ、格納容器内への挿入作業を行っていた午後0時40分ごろに装置の不具合が確認された。

 東電は不具合の発覚後、水中ロボットを回収。今後、不具合の原因を調べ、対策を講じる。また、挿入装置以外の機器もトラブルがないか確認を進めるとしている。

 東電によると、挿入装置を最後に作動させたのは昨年12月10日。内部調査で使用した別の水中ロボットを取り出す作業で使っており、当時は正常に作動していた。