古殿町職員、130万円横領 懲戒免職処分、町が刑事告訴を視野

 

 古殿町は13日、町が事業を委託する団体などの口座から133万6745円を横領したとして、40代男性係長職職員を懲戒免職処分にしたと発表した。処分は6日付。町は「人事院の懲戒処分の公表指針に基づいた」として、職員の所属や氏名を公表していない。

 町によると、職員は2021年5月から昨年3月にかけ、当時の所属部署で2団体の三つの口座から複数回にわたり不正に現金を引き出した。口座には町から団体に支払われる委託料や活動費、積立金が入っていた。職員は団体を支援する業務を担当し、通帳を管理。上司が保管する印鑑を持ち出して使っていた。職員は「住宅ローンの返済や子どもの教育費に使った」と横領を認めているという。

 団体の関係者から昨年10月、町に「前年はもらえなかった活動費を今年はもらえた」などと相談があり、横領が発覚した。職員は全額を弁済する意向を示し、一部を支払ったという。町は刑事告訴を視野に入れ、県警に相談している。

 町は、職員を管理監督する立場にあった50代課長級職員と50代の当時課長補佐級職員を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分にした。

 町長ら3カ月分減給

 町は13日開かれた町議会臨時会で、岡部光徳町長ら特別職3人の2~4月分給与を10%減額する条例案を提出し、可決された。岡部町長は「大変遺憾で、町民に深くおわびする。チェック体制を強化するとともに、職員の綱紀粛正に取り組む」とコメントした。