大学共通テスト開始、福島県内5953人志願 不正防止も強化

 
試験会場に向かう受験生=14日午前8時5分、福島大

 本格的な入試シーズンの幕開けとなる大学入学共通テストが14日、全国の679会場で始まった。15日までの2日間で、昨年より1万7786人減の51万2581人が志願。新型コロナウイルスの流行「第8波」を踏まえ、感染対策が徹底されたほか、昨年の試験中に問題画像が外部流出したことを受けて不正防止策も強化された。

 県内は福島大、福島医大、会津大、日大工学部、郡山女子大、医療創生大、原町高の7会場で行われ、昨年より289人少ない5953人が志願している。このうち志願者が1566人と県内で最も多い福島大では14日朝、緊張した表情で試験会場に向かう受験生の姿が見られた。

 1日目の14日は地理歴史と公民、国語、外国語、ICプレーヤーを使った英語のリスニングが行われ、複数の資料を分析して思考力や判断力を測る出題が目立った。15日は理科と数学が実施される。

 平均点の中間発表は18日、得点調整の有無の発表は20日、平均点の最終発表は2月6日の予定。体調不良者や感染者らが対象の追試験は1月28、29日で、会場は全都道府県に設けられる。

 受験生「自分との闘い」

 全国一斉に14日始まった大学入学共通テストで、県内で志願者数が最も多い福島大の会場を訪れた受験生は、「最後は自分との闘いだ」などと意気込みを語り、試験会場の教室に向かった。

 「人生の大一番。今までの努力を信じて全力を尽くしたい」。福島高3年の十二所鴻(こう)さん(18)はそう言葉に気合を込めた。同高3年の服部さつきさん(18)は「2日間の試験で納得のいく点数を目指す」と述べた。

 キャンパス内には、教科書や参考書を手に最後の確認をする受験生の姿も見られた。福島成蹊高3年の末永空さん(18)は「苦手科目は演習問題を繰り返し解いて自信をつけてきた。腹をくくって試験に挑みたい」と力強く語った。

 県内、外国語は5592人受験

 県内7会場の各科目の受験者数は、地理歴史・公民が4829人(前年度比140人減)、国語が5456人(同282人減)、外国語が5592人(同300人減)、英語のリスニングが5572人(同295人減)だった。

 試験の平均点などの中間発表は18日、得点調整実施の有無についての発表は20日の予定。追試験は28、29の両日、県内では福島大で行われる。