田島祇園祭の成功祈る 事始めの「御千度参り」

会津田島祇園祭の成功を願う御党屋組
約800年の伝統を誇る会津田島祇園祭の事始めとなる「御党屋(おとうや)御千度参り」が14日、南会津町の田出宇賀、熊野両神社で行われ、関係者が祭りの成功を祈った。
7月の本祭の無事を祈り、祭りを受け持つ御党屋組が身を清める儀式で、今年の御党屋組は同町の西町下組が務める。
田出宇賀神社党本の長谷川文彦さん(59)と熊野神社党本の渡部太郎八さん(50)ら男衆7人が、黒の紋付き羽織に白ももひき、わらじ履き姿で供え物を持ち、御党屋本宅を出発。神社に到着すると水で手や口を清め、拝殿まで境内を何度も往復して手を合わせた。
直会(なおらい)で例年行われる、大杯を飲み干す「大杯回し」は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止した。昨年7月には3年ぶりとなる「七行器(ななほかい)行列」が繰り広げられた。今年は祭りを彩る花嫁行列が復活する予定。
- 【速報】福島県で637人感染 新型コロナ
- HPVワクチン接種推進へ いわき医師会、プロジェクト始動
- ごみ処理の有料化「3月までに方針」 福島、排出量ワースト11位
- 「全国的議論に」「理解得て」 福島評議会、処理水放出で意見
- 会津北部大雨半年...戻らぬ被災前の生活 迫る居住期限、避難者焦り
- 葛尾産のエビで恵方巻き 村内で試験養殖、給食で提供
- 「伝統つながった」白河だるま市へ準備着々 11日に3年ぶり開催
- 閉校する湯本中への思いを曲に 箭内道彦さん、藤井敬之さん協力
- 東邦銀行...増収減益、22年4~12月期 投資信託の解約損失を計上
- 市職員名乗る男から電話...「なりすまし」230万円被害 郡山