白熱、大俵引き 坂下と美里、6年ぶりの同日開催

 
(写真上)威勢良く声を上げ、大俵を引き合う引き子=14日午後、会津坂下町(写真下)3年ぶりに開催され、勇壮な引き合いを繰り広げる引き子=14日午前、会津美里町

 約400年の伝統を誇り、会津の新春を飾る「大俵引き」は14日、会津坂下、会津美里両町で行われた。同日開催は2017年以来6年ぶり。引き子たちが町の中心部で白熱した引き合いを繰り広げ、大観衆を沸かせた。

 2勝1敗で東に軍配

 「坂下初市・奇祭大俵引き」は会津坂下町役場前通りで行われ、県内外から集まった110人の引き子が下帯姿で力を合わせて俵を引き合った。町観光物産協会、初市実行委員会の主催。

 引き子が100人前後での通常開催は3年ぶり。長さ4メートル、高さ2.5メートル、重さ5トンの大俵を引き合い、東が勝つと米価が上がり、西が勝つと豊作になるとされる。今年は2勝1敗で東に軍配が上がった。

 紅白1勝ずつで引き分け

 「高田大俵引き」は会津美里町高田地区中心部で3年ぶりに行われた。メインイベントの青年による引き合いには約80人が参加。紅白に分かれ、町民手作りの直径約3メートル、長さ約5メートル、重さ約3トンの大俵を勇壮に引き合った。

 商工会関係者の紅組が勝つと「商売繁盛」、農業関係者の白組が勝つと「豊作」の年になるとされる。2本勝負で行われ紅白1勝ずつの引き分けとなり、両方の成就を願った。