浜通り新春インタビュー/ 門馬南相馬市長「人口増やしたい」

 
「南相馬が変わろうとする姿が見えるようにしたい」と語る門馬市長

 <浜通り新春インタビュー> 南相馬市長 門馬 和夫氏

 ―今年の抱負は。
 「働く世代や子どもたちの人口を増やしたい。コロナが収束し、明るい話題が出る1年になればと思っている。現在、中学生の海外研修に向けた準備を進めている。南相馬が変わろうとする姿が見えるようにしたい」

 ―東日本大震災から13年目となる。各区の課題は。
 「鹿島は安定しているが、明るい話題が多く出ている訳ではない。現在、鹿島サービスエリア周辺の活用について、事業構想大学院大とプロジェクト研究を進めている。良い案が生まれ、スタートできるようにしたい。小高については、チャレンジするシンボルの場所を目指す。スタートアップ企業や英語教育など、未来を先取りする取り組みを進め、居住人口を増やしたい。原町は都市機能が最も整っているが、さらに魅力を上げていかなければならない」

 ―昨年は3月の本県沖を震源とする地震で大きな被害を受けた。市の防災対策は。
 「厳しい災害が重なり、人の安全を最優先にした対応を進めてきた。今後は、災害の事前予測や避難意識の徹底など、ソフト面の強化を図る必要がある」

 ―ロボットテストフィールドを生かした企業誘致の今後の見通しは。
「研究者たちの交流の場を広げたい。異業種の人が集まることで、革新的な事業が生まれるようになればと思う」

 ―馬を活用した観光誘客の取り組みへの意気込みは。
 「馬は他のまちにない、南相馬の財産。どう活用していくか、検討していきたい」

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 2023年が幕を開けた。新型コロナウイルス感染対策や経済再生、東京電力福島第1原発で発生する処理水の海洋放出、継続的な復興への対応など浜通りの課題は山積みだ。新年を迎え、政財界のトップに展望などを聞いた。