22年救急出動 過去最多1万4385件、福島市消防 コロナ流行要因

 

 福島市消防本部は16日までに、昨年1年間の救急出動件数と搬送人数(暫定値)、火災発生状況をまとめた。救急出動は1万4385件(前年比2210件増)、搬送人数は1万3322人(同1996人増)で、いずれも過去最多となった。市内で発生した火災は70件(同2件減)だった。

 救急出動や搬送人数が増えた理由について、担当者は「新型コロナウイルスの流行に伴い、出動が増加したため」とした。同本部によると、救急出動件数の内訳は、急病が9815件(同1711件増)で最多となり、一般負傷が1989件(同289件増)、転院搬送が1248件(同88件増)と続いた。

 火災の内訳は、住宅火災が17件(同7件減)で最も多く、車両火災が前年と同数の12件だった。火災による死者は4人(同1人増)、負傷者数は8人(同2人減)だった。出火原因別では、放火・放火疑いが15件(同7件増)で最多で、次いでたばこが8件(同1件増)だった。

 担当者は火災件数が減少したことについて「住宅用火災警報器が普及し、早期発見につながったケースもあった」と分析。同本部は今後も住宅用火災警報器を設置するよう市民への呼びかけを継続する考えだ。

 昨年6月時点で市内の住宅火災警報器の設置率は80%(前年同月比4ポイント増)となっている。