伊沢双葉町長、英UCL訪問 福島市出身・大沼教授と意見交換

 
UCLの大沼教授(左)と意見を交わした伊沢町長(右)ら

 【ロンドン=浪江支局長・渡辺晃平】英国東部のハル市、ビバリー町との友好都市締結を目指す双葉町の派遣団は16日午後(日本時間同日夜)、英国ロンドンに到着した。初日は、本県と学生の交流促進や人材育成などで相互協力の覚書を締結しているユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)を訪れ、大沼信一教授(福島市出身)と意見交換した。

 UCLは全英屈指の名門校で、英国を代表する総合大学。かつて日本の初代首相伊藤博文らが学び、構内には日本近代化の基礎を築いた先駆者たちをたたえる庭園「ジャパニーズガーデン」が設けられている。

 大沼教授は庭園に設置されている伊藤らの名前が刻まれた記念碑などを紹介し「今の日本の基礎はUCLがつくった」と説明。町が計画している英2市町との子どもの派遣事業について「福島県の子どもたちが将来に活躍できる機会をつくるため、UCLとしても協力したい」と語った。伊沢史朗町長は「双葉は昔から教育に力を入れている文教の町。ぜひ連携をお願いしたい」と求めた。

 今回のUCL訪問は英国県人会「ロンドンしゃくなげ会」の満山喜郎会長(白河市大信出身)の紹介で実現した。伊沢町長は大沼教授に町の復興状況を説明し縁起物の「双葉ダルマ」を贈った。

 17日は英2市町を訪れ、両首長らと会談する。