燃料価格上昇「本年度ピークか」 東北電社長、電気料金見通し

 

 東北電力の樋口康二郎社長(国見町出身)は17日、燃料価格高騰で上昇した電気料金について、福島民友新聞社の取材に「燃料価格はようやく少し落ち着いてきた。3年ほどは高止まりするかもしれないが、本年度がピークになるとみている」と見通しを語った。

 燃料価格はロシアのウクライナ侵攻や円安を要因に高騰した。樋口社長は欧州各国が燃料調達先をロシアから他国に振り替える際に代替供給のための設備増強に数年を要すると説明し、「侵攻前の状況に戻るには時間がかかる」と話した。

 東北電は4月から電気料金を全面的に見直す。大半の一般家庭が契約する「規制料金」は平均32・94%の値上げを経済産業省に申請中だ。樋口社長は「電気を売るほど赤字になっており、最低限の燃料費を回収したい」と理解を求め、節電や省エネによる負担軽減を顧客に提案する考えを示した。