「防災拠点工事」安全願う 浪江復興拠点、24年2月供用目指す

町が整備する防災拠点のイメージ図
浪江町は18日、同町室原地区の特定復興再生拠点区域(復興拠点)に計画していた防災拠点建設工事の安全祈願祭を行った。500人を収容できる避難所や250台分の駐車場を整備する。工期は2024年1月末までで、同年2月の供用開始を目指す。
防災拠点には平屋の管理棟と倉庫棟を建設。管理棟には避難所と集会所を兼ねた90平方メートルの会議室を10室設け、災害時には町役場機能を移転できる。平常時には町民らの交流施設として活用する。トイレなどのほか、シャワールームも整備。倉庫棟では3日分の非常食や飲料水、毛布などを保管する。拠点近くには常磐道浪江インターチェンジがあり支援物資の集積拠点の役割も担い、将来的には町の中核的な防災施設として活用する。
祈願祭には関係者約30人が出席。神事を行い、関係者が工事の安全を願った。吉田栄光町長は「有事の際に町民や町に訪れた人が安心できるよりどころのような施設にしたい」と語った。
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