浜通り新春インタビュー/ 小野いわき商議所会頭「『シン化』積極果敢に」

「いわきに住み続けたいと思えるような地域づくりに挑戦する」と語る小野会頭
<浜通り新春インタビュー> いわき商議所会頭 小野 栄重氏
―今年のテーマは。
「昨年は新型コロナウイルス感染拡大の長期化をはじめ、ロシアのウクライナ侵攻、安倍晋三元首相の銃撃事件など、まさに激動の1年だった。今期は『挑戦、シン化。そして未来へ』をテーマに、ポストコロナ時代の幕開けに積極果敢に挑戦する。自らもシン化(深化、伸化、進化、新化)することで、いわきを少しでも良くして次世代へたすきをつなぎたいとの思いを込めた」
―そのための取り組みは。
「常置委員会の再編とともに(仮称)総合戦略会議を設ける。主にエネルギー、まちづくりの課題について行政や有識者とともに中長期的な政策を戦略的に検討していく。いわきに住み続けたいと思えるような経済的にも文化的にも豊かな地域づくりに挑戦する」
―福島国際研究教育機構との連携は。
「機構が持続化しなければ意味がないので、いわきの潜在力や特色を生かしながら(商議所が)企業や高等教育機関と機構が一緒に研究できるような役割を果たしたい。いわきだけでなく浜通り一体となった復興の推進が大切だ」
―スポーツを生かしたまちづくりは。
「暗い話題が多い中、サッカーいわきFCがJ3リーグ優勝とJ2昇格を果たし、久しぶりに地域が活気づいた年でもあった。その知見を企業の健康経営や地域全体の健康増進につなげたい。(会員事業所の)職域を通じた健康づくりの活動を進めたい」
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