米国訪問で内堀流ノーマスク 臨機応変に着脱、面会相手に対応

 
交流レセプションにノーマスクで参加し乾杯する内堀知事(左)=17日、米ロサンゼルス

 【米ワシントン=報道部・渡辺美幸】約3年3カ月ぶり、新型コロナウイルス禍では初めてとなる海外訪問中の内堀雅雄福島県知事は、行程の前半でロサンゼルスを訪問した。訪米2日目の17日(日本時間18日)にロサンゼルス総領事公邸で開いた米政府関係者らとの交流レセプションや、現地飲食関係者らを招いた県産米「天のつぶ」の試食会、米国人が店主を務める高級ワイン店での県産酒のトップセールスなどでは、ノーマスクで対応した。

 一方、初日の16日(日本時間17日)は、日本商材を中心に販売する量販店での店頭プロモーションにマスクと手袋を着けて臨み、訪れた消費者に「天のつぶ」の試食を薦めた。運営企業の日本人幹部らに対するトップセールスの際もマスクを着用した。

 米国は全州でマスクの着用義務が廃止されて久しく、街なかではマスク姿の人をほとんど見かけない。ただ、全くゼロというわけでもない。内堀知事は感染対策に気を配りながらも「郷に入っては郷に従え」と面会相手に合わせ、臨機応変に対応を変えているようだ。

 南加(南カリフォルニア)県人会との交流会では知事は乾杯以降、マスクなしで参加者と旧交を温めた。参加女性は「日本を訪れた際には、マスクをしないと周りから白い目を向けられるのが悲しかった。今日は知事の顔を見て話せてうれしい」と語った。政府関係者らの交流レセプションでも、素顔の知事と話したい人たちの列が途切れなかった。

 今回の訪米の大きな目的は、輸入規制を撤廃した米国で県産品の輸出拡大を図るためのトップ交渉だ。マスク着脱の対応ひとつとっても面会相手に配慮しながら対応する知事には、「内堀流」の臨機応変な交渉術を期待したい。

 訪米中の内堀知事は18日夜(日本時間19日朝)、ワシントンに到着した。