顔や頭の骨にひび いわき殺人事件、強い力で暴行か

 

 福島県いわき市山田町堀ノ内の自宅で根岸三男さん(77)が殺害された事件で、根岸さんの顔面や頭などの骨に複数のひびが入っていたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。いわき南署捜査本部は、根岸さんが強い力で暴行を受けたとみて調べている。

 捜査本部などによると、根岸さんの顔や頭などには複数の傷があり、何らかの物で殴られた可能性もある。両腕には、暴行を防ごうとした際にできたとみられるあざが複数あったことも判明。司法解剖の結果、根岸さんの死因は首を圧迫されたことによる窒息死だが、首を圧迫される前に暴行を受けたとみられる。

 これまでの捜査で、根岸さん宅の窓ガラスや玄関の鍵が壊された形跡は確認されておらず、外部から侵入した形跡もない。ただ、玄関は無施錠だったとみられ、ここから侵入することは可能だったという。

 捜査本部は、血痕の状況などから根岸さんは遺体で発見された1階寝室で殺害された可能性が高いとみており、死亡推定時刻とされる14日午前6時以降に寝室に何者かの出入りがなかったかなどを慎重に調べている。