89歳母の遺体放置疑い 郡山の67歳男逮捕「死亡届出せず」

 

 同居していた母親の遺体を自宅で放置したとして、郡山署は20日午後5時35分ごろ、死体遺棄の疑いで福島県郡山市笹川、長男で歯科技工士の男(67)を逮捕した。同署によると、男は「自分の体調が悪かったため死亡届を出せなかった」などと供述し、容疑を認めている。遺体に目立った外傷はなく、同署は経緯を調べている。

 逮捕容疑は今月上旬ごろ、自宅で母親(89)が死亡しているのを知っていたにもかかわらず、19日まで遺体を放置した疑い。

 男から19日に「母親が亡くなった」と同署に通報があり、署員が確認したところ、木造2階建ての自宅の1階寝室で布団の上に寝かされた状態の母親の遺体が発見された。20日に福島医大で遺体を司法解剖した結果、死後約2週間が経過し、死因は低栄養症の疑いがあると判明したという。男は母親と2人暮らし。同署の調べに「人が亡くなれば市役所や警察に届けなければならないと知っていた」と話しているという。