原町港に硬翼帆船「松風丸」初入港 風を推進力に、燃料消費抑制

 
東北電力原町火力発電所の原町港に初入港した石炭輸送船「松風丸」。左側が帆=20日午前11時10分、南相馬市原町区

 帆で受けた風を推進力にして燃料消費を抑える硬翼(こうよく)帆式風力推進装置(ウインドチャレンジャー)を世界で初めて搭載した石炭輸送船「松風(しょうふう)丸」が20日、原町火力発電所(福島県南相馬市)の原町港に初入港した。

 船は東北電力と商船三井が共同開発し、全長約235メートル、幅43メートル。帆は最大で高さ約53メートルで、風に合わせて自動で伸縮する。日本―北米西海岸航路で約8%の温室効果ガス排出削減を見込んでいる。

 昨年10月に母港の能代港を出発し、カナダの港湾都市プリンスルパートを経て、原町港に到着。東北の各港湾施設に石炭を運んでいる。原町火力発電所の鈴木文博所長は「石炭は船による輸送がつきものだが、環境負荷軽減に向け、有効活用していきたい」と話した。