浜通り新春インタビュー/ 草野相馬商工会議所会頭「相談窓口体制を強化」

 
「会員事業所に寄り添った対応に努める」と話す草野会頭

 <浜通り新春インタビュー> 相馬商工会議所会頭 草野 清貴氏

 ―今年の目標は。
 「新型コロナウイルスの感染防止と経済活動の両立という難しいかじ取りが求められるが、会員事業所が抱えるさまざまな課題を解決するため経営相談窓口の体制を強化し寄り添った対応に努める」

 ―昨年3月の地震からの復興状況は。
 「復旧工事に関して言えば、業者の手配は付いていても、人手不足や資材調達の遅れで着工がまだこれからという事業者も多い。宿泊施設の被害は大きく、36施設のうち、稼働できているのは21施設にとどまる。昨年末からの県の支援策『県民割プラス相馬市版』はありがたいが、これから修理や建て替えが完了する施設もあるため、県には宿泊施設に対する継続した支援をお願いしたい」

 ―物価が高騰している。
 「災害で疲弊している事業所にとって、エネルギー価格や物価の上昇はさらなる痛手だ。賃上げをしたいと思っても、簡単に対応できないのが現実だ」

 ―にぎわい創出は。
 「浜の駅松川浦が好調だ。今後は市観光協会と連携して、市内の飲食店がにぎわうような取り組みを実施したい。トラフグについては、今の盛り上がりを来季につなげていくためにも、県内で調理資格が取得できるようにして調理できる人を増やしたい。一方、今年は東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出が予定されている。漁業者が水揚げ拡大に取り組んでいる中、風評が生じないよう国に対応を求めたい」(おわり)