幅ある布で首圧迫か...被害男性、広範囲に痕 いわき、殺人1週間

 

 いわき市山田町堀ノ内の自宅寝室で根岸三男さん(77)が殺害された事件で、根岸さんは首を幅のある布のようなもので圧迫され、殺害された可能性があることが21日、捜査関係者への取材で分かった。22日で事件発覚から1週間を迎える中、いわき南署捜査本部は現場検証や自宅周辺の捜査を続け、犯人の特定を急いでいる。

 捜査本部によると、根岸さんの死因は首を圧迫されたことによる窒息死とみられている。凶器は判明していないものの、首の広い範囲に圧迫痕が残っていたことなどから、ひもなどではなく、幅の広い布のようなもので強く絞めた可能性があるという。このほか、根岸さんの顔や頭などの骨に複数のひびが入っており、両腕には暴行を防ごうとした際にできたとみられるあざが複数あったことが分かっている。

 捜査本部、連日100人態勢

 捜査本部は16日の本部設置以降、連日100人態勢で捜査を継続。21日は自宅の現場検証や周辺で物証などの捜索活動を行った。

 捜査本部などによると、15日午前9時半ごろ、1階寝室であおむけになった状態で倒れている根岸さんを同居する内縁関係の女性(75)が発見、110番通報した。根岸さんの死亡推定時刻は司法解剖や目撃情報などから、14日午前6時~同日夕方とみられている。

 根岸さんは内縁の女性と女性の娘(35)の3人暮らし。建物は2階建て木造住宅で、玄関や窓ガラスが壊された形跡は確認されず、外部から侵入した形跡も見つかっていない。ただ、玄関の鍵を無施錠とすることが多く、救急隊が駆け付けた15日午前も無施錠だったため、玄関から侵入することは可能だったとみられている。