入札価格提供依頼か 福島県工事贈収賄事件、会社側が県職員に

 
上着で顔を覆い、送検される建設会社社長の男=25日午前8時45分ごろ、福島署

 県発注事業を巡り県職員ら3人が逮捕された贈収賄事件で、贈賄の疑いで逮捕された建設会社の取締役営業統括部長の男(59)=会津若松市一箕町松長=が、収賄の疑いで逮捕された県中農林事務所農村整備課主査の男(44)=会津若松市湊町静潟字居穴前=に、入札の設計価格を漏らすよう持ちかけた可能性があることが25日、捜査関係者への取材で分かった。県警は設計価格を漏らすようになった経緯などを調べている。

 捜査関係者によると、建設会社の男は営業担当で、当時会津農林事務所で公共事業の設計・積算を担当していた主査の男と何らかの形で関係を構築した上で、情報を受け取っていたとみられる。主査の男は、建設会社営業担当の男らから謝礼として県内外で飲食や宿泊、ゴルフなど約26万円相当の接待を受けており、回数は十数回に及ぶという。

 事件を巡っては、建設会社の男、主査の男のほか贈賄の疑いで建設会社社長の男(45)=会津坂下町牛川字村中甲=も逮捕されている。県警は25日、3容疑者を送検した。