Jヴィレッジ、今後も「復興の象徴」 宮本氏と大倉社長が対談

 
今後のサッカー界などについて語り合う宮本氏(左)と大倉社長

 Jヴィレッジ開業25周年の感謝の集いは25日、同所で開かれ、関係者が「サッカーの聖地」の節目を祝った。サッカーの元日本代表主将で同社取締役の宮本恒靖氏といわきスポーツクラブの大倉智社長のトークセッションが行われ、2人が今後のサッカー界の発展などについて、熱く語り合った。

 トークセッションでは、大倉社長が「24年から(Jヴィレッジで)男子高校総体の固定開催が決まり、浜通りはどんどんサッカーが盛んな地域になっていく」と述べ、「いわきFCも一緒になり、サッカーの聖地として多くの人が訪れる施設にしていきたい」と抱負。これからJ2で戦う同FCについて「スポーツの視点で地域課題に向き合っていきたい。『浜の光』になれるように努力を重ねていく」と意気込んだ。

 宮本氏は「未来のサッカー界を引っ張る子どもたちに、夢を与える施設にしていきたい」と話した。トークセッションに先立ち、宮本氏は「Jヴィレッジから考える日本サッカーの過去・現在・未来」と題して講演。サッカー界のために「Jヴィレッジはサッカー・復興のシンボルであり続ける必要がある」と強調した。

 協賛企業など懇親会

 集いには、協賛企業など関係者約100人が出席した。2部は懇親会が開かれ、出席者が節目を祝い交流した。福島民友新聞社から中川俊哉社長らが出席した。

 Jヴィレッジは1997(平成9)年7月にサッカーのナショナルトレーニングセンターとして開設された。02年の日韓ワールドカップ(W杯)ではアルゼンチン代表のキャンプ地になり、多くのサッカーファンが訪れた。震災と原発事故後は廃炉作業の拠点になり、芝の張り替えなどの復旧作業を行い、19年4月に全面再開した。21年の東京五輪では聖火リレーの出発点になるなど、復興を象徴する施設となった。