現場周辺に買い取り業者名乗る不審な男 勿来の強盗殺人
いわき市勿来町窪田町通の自宅で3日、小松ヤス子さん(85)が殺害された強盗殺人事件で、事件前に現場周辺で住民に貴金属の買い取りを持ちかける複数の不審な男がいたことが8日、近隣住民の話で分かった。いわき南署捜査本部も同様の情報を把握しており、事件と関連があるかどうかを含めて慎重に調べている。
小松さんの自宅近くに住む40代女性によると、3日正午ごろ、貴金属の買い取り業者を名乗る男2人が自宅を訪れ「近所のスーパーでバザーを開催する。買い取ったものを売りたい」と声をかけてきたという。
周辺住民によると、女性のほかにも数件、同様の買い取り業者を名乗る男らによる訪問営業があったほか、事件の数日前には電話営業もあったという。
男らがスーパーの店舗名を挙げていたため、一部住民がこの店に問い合わせたところ、バザーを開く予定がないことが分かり、不審者情報として、いわき南署に情報が寄せられていた。
捜査本部は150人態勢で捜査を継続。防犯カメラやドライブレコーダーの映像の解析、近隣住民への聞き込みなどを続け、不審な人物や車の割り出しを進めている。