フグの恩恵に感謝!豊漁を祈願 相馬中村神社で「ふく供養祭」

神事に先立ち、あいさつする鈴木さん(右)
相馬市の相馬中村神社で11日、本県沖で水揚げが急増する天然トラフグ「福とら」にちなむ「ふく供養祭」が行われ、関係者が海の恵みに感謝し、さらなる豊漁を祈願した。
全国ふぐ連盟県支部の主催。供養祭は昨年初めて実施され、今年で2回目となる。支部長で同市中村の飲食店「割烹(かっぽう)やました」の鈴木光二さんが「フグの恩恵に感謝して、供養祭を続けていきたい」とあいさつした。
相双地区で9月から始まったトラフグのはえ縄漁は1月に終了。鈴木さんによると、福とらへの関心は高く、県内や宮城、山形などの近県のほか、大阪府や山口県といった西日本からも問い合わせが寄せられているという。
トラフグモチーフ「福守」製作 相馬中村神社で頒布
相馬中村神社は、本県沖で漁獲されるトラフグをモチーフにした「福守」を製作し、相馬市の同神社で頒布している。
福守はトラフグをイメージしてふっくらと丸みを帯びた形に仕上げた。森拓樹宮司は「皆さんに福が舞い込んでほしいとの願いを込めた」と話している。1体800円。