常磐興産、純利益8億3400万円 県民割・旅行支援が追い風に

 

 常磐興産が14日発表した2022年4~12月連結決算は、純利益が8億3400万円(前年同期は17億5千万円の赤字)と黒字になった。売上高は102億6100万円(前年同期比35・8%増)、経常利益は10億1600万円(前年同期は15億3600万円の赤字)だった。

 主力の観光事業で新型コロナウイルスの影響を受けた時期もあったが、旅行市場の緩やかな回復とともに県民割や全国旅行支援が追い風となった。昨年7月に客室テントを増設したグランピング施設の利用者も伸びた。日帰り部門は57万9千人(前年同期比57・0%増)、宿泊部門は23万2千人(同77・3%増)と順調に推移した。