福島の死亡ひき逃げ有罪 福島地裁、道路上の男性を車ではねる

 

 福島市三河北町の県道で昨年11月に発生した死亡ひき逃げ事件で、ひき逃げの罪に問われた同市上鳥渡字山王、無職の男(45)の判決公判は14日、福島地裁で開かれ、三浦隆昭裁判官は懲役1年6月、執行猶予4年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。

 三浦裁判官は判決理由で、人をはねたことを十分認識しながら走行を続けており、「犯行態様は悪質」と指摘。一方で「自ら出頭し、反省している」などとして執行猶予とした。

 判決によると、男は昨年11月22日、同市三河北町の県道で乗用車を運転中、道路上で横になっていた男性=当時(69)=を車ではねて右太ももなどにけがを負わせ、立ち去った。男性はその後、死亡した。