福島空港、乗降客数78%増加...昨年4~12月 制限緩和で回復基調

 

 福島空港の昨年4~12月の乗降客数は13万3336人となり、前年同期比で78・8%増加した。福島空港ビル(社長・井出孝利副知事)が14日、福島市で開いた取締役会で示した。新型コロナウイルス感染症の行動制限が緩和され、全国旅行支援が始まるなどした10~12月の乗降客数は同24・4%増の5万1364人となり、回復基調が続いている。

 定期便の乗降客数を見ると、札幌線が2万5432人(前年同期比7315人増)、大阪線が10万2531人(同4万7761人増)だった。チャーター便は83便が運航し、5356人が利用した。
 空港ビルの利用者数は前年同期比39・1%増の39万4819人で、新型コロナ禍前の2019年度の84・6%に回復した。

 福島空港では1月に、ベトナムとのチャーター便が就航し、約3年ぶりに国際線が再開した。井出副知事は「さらなる国際線誘致に向けて体制整備を進めていく」と述べた。