知事「新指針基づき対策を」 新型コロナ、マスク着用緩和受け

 

 内堀雅雄知事は14日の定例記者会見で、新型コロナウイルス対策のマスク着用を個人の判断に委ねる政府の新指針について「県民一人一人が感染や重症化のリスクを正しく理解した上で新指針に基づきマスク着用の必要性が高い場面ではしっかりと対策することが必要だ」との考えを示した。

 3月13日から適用される新指針には、医療機関や混雑した電車といった着用が推奨される場面が示されており、内堀知事は「県としても指針に基づき、着用の効果的な場面について周知していく」と述べた。その上で「5月の感染症法上の分類の転換も含め、円滑に見直しが進むよう詳細な制度設計について協議を進めていく」とした。

 また、県立学校の卒業式で児童生徒や教職員がマスクを着用せずに出席することを基本とする文部科学省方針については「感染対策が必要な場面などを個別、具体的に示した上で式が円滑に行われることが必要だ」と話した。