日差しと潮風、うまみ増す いわき・小名浜で干物作り最盛期

 
冬の日差しと冷たい風で風味が増す干物作り=いわき市小名浜

 福島県いわき市小名浜の鮮魚店で干物作りが最盛期を迎え、串に通してつるした干物が店頭を飾っている。

 さんけい魚店は、ヤナギガレイやメヒカリ、イワシなど小名浜港に水揚げされた鮮度の良い魚を使用。港で朝仕入れた魚をすぐに下処理し、塩が入ったたれに漬け込んで味をなじませた後、北西からの冷たく乾燥した風にさらすという。

 松田義勝社長(66)は「地元に水揚げされた新鮮な魚を使い、冬の日差しと風で仕上げた干物を味わってほしい」と話した。

 干物作りは天候にもよるが4月上旬まで行われる。