福島で住宅火災、1人連絡取れず 爆発音に騒然、隣接建物へ延焼

激しい炎と煙に包まれた建物=20日午後7時10分ごろ、福島市清明町(吉田義広撮影)
20日午後6時55分ごろ、福島市清明町の住宅から火が出ていると付近の住民から119番通報があった。木造平屋が激しく燃え、隣接する建物にも延焼した。 福島署と市消防本部によると、火元とみられる住宅には2人が住んでいた。1人は搬送されたが話ができる状態で、もう1人とは連絡が取れていないという。
現場は福島駅から南に約800メートルの住宅地で、福島市の中心市街地に近いマンションや一戸建ての住宅が密集する地域。火元とみられる住宅からは炎が高く上がり、付近は濃い白煙に包まれて一時騒然となった。
複数の近隣住民によると、この平屋住宅には70代男性と80代女性の2人が暮らしていたという。近くに住む80代女性は「爆発音が聞こえた後、ばちばちと音が鳴り、慌てて家を出た。ここまで燃え広がる火事はあまりなく驚いた」と不安げな様子だった。