保険金だまし取った疑いなどで男女6人逮捕 郡山署、事故偽装

 

 交通事故を装い保険金をだまし取ったなどとして、郡山署は20日、詐欺や詐欺未遂の疑いで郡山市水門町、自動車販売修理業の男(28)ら男女6人を逮捕した。

 ほかに逮捕したのは、白河市白坂一里段、自動車整備業の男(33)、青森県五所川原市、無職の女(26)、郡山市田村町金屋字冬室、自動車販売修理業の男(31)、青森県五所川原市、会社員の男(28)、郡山市桜木、柔道整復師の男(38)の5容疑者。

 柔道整復師の男以外の5人の逮捕容疑は、共謀し、昨年3月19日午後6時ごろ、埼玉県羽生市内のショッピングセンター駐車場で、無職の女が運転する乗用車を自動車整備業の男自動車販売修理業の28歳がそれぞれ運転する乗用車に故意に追突させ、3台が絡む交通事故を偽装。保険会社から保険金53万5530円をだまし取った疑い。

 さらに自動車販売修理業の28歳男は保険会社から傷害一時金20万円をだまし取ったほか、柔道整復師の男と共謀、整骨院通院日を水増しし、保険会社に保険金を請求したが、保険会社が不審に思い、未遂に終わった疑い。同署によると、6容疑者は知人関係で、事故車両は自動車販売修理業の31歳男が準備したとみられる。県警本部交通指導課と捜査した。