吾輩は「じょもにゃん」 ねこ頭形土製品...愛称決定、郡山で出土

 
「じょもにゃん」に決定したねこ頭形土製品

 「猫の日」の22日に合わせ、大安場史跡公園(郡山市)は郡山市西田町鬼生田の遺跡から出土したねこ頭形土製品の愛称を「じょもにゃん」に決定した。鈴木裕子さん(山梨県)が考案した。

 同公園が1月5~31日、愛称を募集し、国内外から3802点が寄せられた。8人から「じょもにゃん」と応募があったが、抽選の結果、鈴木さんが選ばれた。

 22日、愛称決定発表が同公園で行われた。鈴木さんは「シンプルで愛らしい土製品を一目見るなり『じょもにゃん』と呼んでいた。実際にじょもにゃんに会えるのを楽しみにしている」とのコメントを寄せた。

 同土製品は長さ4・6センチ、幅5・6センチ、厚み4・3センチ。1999~2000年に行われた発掘調査で発見された。縄文時代後期に作られたとされるが、それ以外は分かっていない。19年に県立博物館で開催された企画展で紹介され注目を集めた。当面の間、同公園ガイダンス施設で展示される。

 最優秀賞=鈴木裕子(山梨県)「じょもにゃん」▽優秀賞=坂本茉奈美(いわき市)「おにゃうだ」、石崎節理(東京都)「まちびぃ」