楢葉で起業、町おこしを 「ママ交流施設」4月にも始動

 
新規ビジネス案を発表する長尾さん

 楢葉町は22日、町内への進出を検討している起業家を招いたビジネス案の発表会「ガバメントピッチ」をJヴィレッジで開いた。起業家5人が計画を披露し、町内での事業展開の可能性を探った。

 新しい産業を創出する起業家を呼び込み、幅広い雇用の場をつくることで移住定住者の定着につなげることが狙い。発表会は昨年に続き2回目で、昨年は芸能活動を行うタレントを招いた町おこし案などが発表され、新規ビジネスとして動き出した。

 今回発表した5人のうち、母親の働きやすい環境づくりなどに取り組むママスクエア(東京都)の長尾直美さんは、子育てする母親が気軽に集える交流施設「ポットラックNARAHA」を町内に設置し、悩みや要望などを拾い上げる案を発表した。早ければ4月にも始動させるという。

 長尾さんは交流施設で母親から寄せられるアイデアのうち、事業化できそうな声があれば企業誘致などを進め、新しいビジネスとして展開する計画も示した。長尾さんは「ママの力を借り、雇用を促進させたい」と話した。

 このほかに若い移住者を呼び込むため、町内企業の労働環境改善を支援するビジネス案なども発表された。松本幸英町長は「(ビジネス案を)実現させ、町の復興をさらに進めていきたい」と講評した。

 発表会では、昨年参加した起業家による事業報告や、移住促進に力を入れる徳島県神山町の地域おこし協力隊本重真由美さんによる講演会も開かれた。

 23日はフィールドワークを通じて新たなビジネスプランを考案した大学生による発表会が開かれる予定。