NTT東がスマホ決済の無人店舗 福島、AI活用し客層を分析

 
コネクト大町に設置されている無人店舗

 NTT東日本福島支店は、福島市の福島支店大町ビルにあるシェアオフィススペース「コネクト大町」にスマートフォンのアプリによるキャッシュレス決済で商品を販売する無人店舗を設置した。小売業などの人手不足解消やコスト削減に向けた効果を確かめる。

 無人店舗はグループ会社のテルウェル東日本が展開する「ピックスルーMINI」。デジタル技術を駆使した機能を備えており、付近のカメラで撮影した映像などを人工知能(AI)で解析。顧客の年齢層や性別をデータ化でき、ターゲットを明確にした効率的な商品の販売が可能になる。

 県内でのピックスルーの設置は初めて。福島支店はオフィスや病院の売店などで活用を見込んでいる。

 コネクト大町の無人店舗には菓子や飲料が陳列されている。施設の利用は無料。ウェブサイトで事前の会員登録が必要となる。営業時間は平日午前9時半~午後5時半。